カイエンベース

ベースグレードに搭載される3.6リッターV型6気筒自然吸気エンジンには、ダイレクト・フューエル・インジェクションをはじめ、吸気側と排気側の可変バルブタイミングシステム、可変レゾナンスシステムが採用され、車輌重量の大幅な軽量化とともにパワフルな走りと燃費性能が両立されています。
エンジン最高出力220kw(300PS)、最大トルク400N・mというパフォーマンスデーターを発揮します。

0-100km/h加速タイムは7.5秒をマークし、一方で、燃料消費量とCO2排出量は従来より最大20%低減されています。エンジンが生み出すパワーは、ポルシェ・トラクションマネージメントシステム(PTM)にて、路面に余す事無く伝達されます。このPTMはロック機構付電子制御センターディファレンシャル、オートマチックブレーキディファレンシャル、アンチスリップコントロールで構成されるアクティブ制御による4WDシステムです。

PTMはストレート、タイトコーナー、ミューの値が変化する路面などあらゆる状況で4輪への最適なトルク配分を制御し、トラクションを高めるとともにハンドリング性能を向上させ、またスムーズなシフトチェンジを可能にする8速ティプトロニックSが組み合わされています。 足元にはデザイン18インチアルミホイールや、高められたパフォーマンスに対応するため、大径化したブレーキディスクで強化しています。他にもパーシャルレザーシートやクライメートコントロール、クルーズコントロール、カーナビなど多彩な標準装備と多くのオプションが用意されています。

カイエンS

カイエンSの「S」はスポーツ性能を徹底して追求したモデルを示す伝統的な称号でパワフルで俊敏な走りを発揮するとともに高い効率性を実現しています。カイエンSに搭載されるエンジンは排気量4.8リッターのV型8気筒自然吸気エンジンを搭載。ダイレクト・フューエル・インジェクションバリオカム・プラス、2ステージのインテークが採用され、より大きなパワーが得られるとともに、燃料消費とエミッション排出量は低く抑えられています。最高出力294KW(400PS)、最大トルクは500N・mを発生し、5.9秒で100km/hに到達し、先代モデルより燃料消費量は23%、CO2排出量は最大26%低減され、車輌重量も約180kg軽量化されています。

エンジンからの駆動力は8速ティプトロニックSによってスムーズかつ精確に路面へ伝えられます。PTMとポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM)と連動しながらPTMはオンロードとオフロードを問わずあらゆる状況で最適なトルク配分を制御し、最大限のトラクション性能と走行安定性を確保し、オンロードのロングクルージングはもちろん、過酷なオフロード走行でもカイエンSのパフォーマンスは存分に発揮されます。またカイエンSのインテークグリルにはブラックカラー仕上げが施され、ワイドなフロント部分の印象をいっそう引き立ててくれます。また各モデルに装備されるシートはポルシェらしい高いサポート性とホールド性で体を包み込んでくれ、滑りにくいスムースレザー仕上げされたスポーツステアリングによりダイナミックな走りとカイエンの魅力を存分に感じる事ができます。

カイエンGTS

現在、ポルシェの中でもGTSと言うグレードは人気が高く、特別なポルシェであり外す事ができないハイパフォーマンスモデルとなります。 専用チューニングされた4.8リッターV8自然吸気エンジンから発生されるパワーは420馬力でカタログ値では、0-100kmの加速タイムはわずか5.7秒をマークするポルシェが生んだSUVです。パワーだけでは無く、アイドリングストップも付いており燃費向上も考えています。

足回りもスチール製スプリングを備えたポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)にて路面状況やドライビングスタイルに応じて各ダンパーの減衰力を無段階に調整ししてくれる機能や、通常モデルのカイエンより24mm低く設定されたスポーツサスペンションで足元を固めます。 フロントバンパーのデザインも大型センターエアインテークなど、より一層力強いインパクトを与えるスポーツデザインパッケージになっています。また各部同色ペイントにてさりげなく外装をよりスポーティーかつ上質飾ります。

開発時にベストマッチと選ばれた20インチRSスパイダーデザインホイールとホイールの奥からはレッドブレーキキャリパーが光ります。 インテリア関連もポルシェの名にふさわしいホールド性が優れたシートとGTS専用デザインのアルカンターラ素材を贅沢に使用し、レッドステッチやレッドシートベルト、レッドのGTSの刺繍を使用してワンランク違う仕様へ引き立ててくれます。

カイエンターボ

爆発的な加速とより優れた燃費を両立されたカイエンターボ。その存在を主張するのが、デュアルチューブ・ツインエグゾーストテールランプが奏でる迫力溢れるエンジンサウンドです。4.8リッターV型8気筒ツインターボエンジンが生み出す最高出力は368kw(500PS)、最大トルクは700N・mを発生し、0-100km/h加速タイムはわずか4.7秒をマーク。先代モデルと比較して、燃料消費量を最大23%、CO2排出量は最大25%低減しています。その成果に大きく響いているのが、185kgに及ぶ大幅な軽量化です。

カイエンターボのパワーは精密極まるシャシー性能によってダイレクトかつ的確に路面へ伝えられます。カイエンターボにはアクティブ制御による4WDシステム、ポルシェトラクションマネージメントシステムが装備され、つねに最適なトラクション性能と走行安定性を確保し、またライドハイトコントロール機能とポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)を組み込んだセルフレベリング・エアサスペンションシステムが標準装備されます。

PASMは路面状況やドライビングスタイルに応じて各ダンパーの減衰力を無段階に調節し、操舵性が向上し、さらに快適性や安全性も高めらています。またインテリアも徹底した装備内容でスムースレザー仕上げによるインテリアトリムや、アルカンターラルーフライニングが採用されたり、多種の調整が可能なメモリー付パワーシート、アダプティブスポーツシート、調整式ステアリングコラムやBOSEサウンドなどどれを取っても特別な仕様のグレードとなっています。エクステリアでは大型エアインテークグリルを採用した通称:ターボバンパーやエンジンフード上のパワードームがカイエンターボに秘められた強大極まるパワーを予感させます。ターボでは圧倒的な存在感と優れた快適性で他種には無いポルシェSUVを体感する事ができます。