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2012 SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ シリーズ最終戦レポート

シリーズ最終戦は、原則全車ノーハンデの戦い(欠場等があった一部車両にはウエイトハンデが残る)。 開幕戦以来の真正ガチンコ勝負で、一年間のマシン熟成の度合いを競う舞台でもある。

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300クラスでは、No.33 HANKOOK PORSCHE(影山正美&藤井誠暢)、No.66 triple a vantage GT3(吉本大樹&星野一樹)、No.911 エンドレス TAISAN 911(峰尾&横溝)、の三つ巴戦で迎えた。 各チームの状況は、No.33ハンコックポルシェとNo.66アストンには自力王座の権利があり、ともに勝てばチャンピオン。 一方、我らがNo.911タイサンポルシェは優勝した場合でも他2台の順位次第。





その最終決戦は、予選から波乱含みの展開に。アストンがマシントラブルのためにタイムを出すことができず、ほぼ最後尾に沈む。対照的にポルシェ2台についてはハンコックポルシェがポール、タイサンポルシェは2位で決勝に臨むことになった。

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2012 SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ

決勝日当日―。 ドライコンディションでレコードタイム連発だった予選とは打って変わり、決勝は雨のウェットコース。気温15度,、路面温度18度。天候のためレースはセーフティカー先導でスタートとなる!

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セーフティカーがはずれた3周目、ポールから逃げるNo.33 HANKOOK PORSCHE(影山正美)のペースが上がらず、背後にNo.911 エンドレスTAISAN 911(横溝直輝)がピタリとつける。そしてそのまま8周目のヘアピンコーナーでNo.33をパスして我らがタイサンポルシェが首位へ! HANKOOK PORSCHEはコンディションにマシンやタイヤが合わなかったのか、この後、No.87 JLOCランボルギーニGT3(山西康司)やNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(青木孝行)、No.0 GSR初音ミクBMW(片岡龍也)らに相次いで抜かれ、序盤で7番手までポジションを下げ、チャンピオンに黄色信号が灯った。








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その頃、後方ではNo.66 triple a vantage GT3(星野一樹)が猛追を展開していた。22位発進から14周目には早くも7位、さらには後退してきたHANKOOK PORSCHEもかわして6位に上がり、大逆転に望みを繋ぐ。 厳しい状況に置かれているライバルたちに対して、トップを行くエンドレスTAISAN 911は2番手のJLOCランボルギーニGT3に対し、4~2秒のマージンを持って非常に安定した走りを見せる。





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911ポルシェが優勝した場合でも、#66アストンは2位まで行けばチャンピオン。しかし、星野から吉本へのバトンタッチ時に痛恨のピットロード制限速度違反でドライブスルーペナルティを受けてしまい、これで実質6番手がまた7番手にダウン。そしてこの後、前を行くNo.3 S Road NDDP GT-Rを抜きあぐね、トップのエンドレスTAISAN 911との差は37秒以上に開いてしまう。HANKOOK PORSCHE(藤井)もペースは奮わず、triple a vantage GT3の後ろでの走行となる。そして、こうなるとtriple a vantage GT3もHANKOOK PORSCHEもタイトルの可能性は、エンドレスTAISAN 911の結果次第になる。


峰尾に代わっても安定した走りで2位のJLOCランボルギーニGT3を寄せ付けなかったエンドレスTAISAN 911だったが、ラスト数周で周回遅れに引っ掛かり、その差が1秒を切ってしまう。最終ラップはテール・トゥ・ノーズにまで持ち込まれ、ハラハラの展開に。その時点でtriple a vantage GT3は5番手、HANKOOK PORSCHEは7番手で、エンドレスTAISAN 911としては2位でもチャンピオンであり、無理なブロックから接触などしてリタイアとなったら、すべてが水の泡になる。しかし、峰尾は勝利への執念も捨てず、奮戦。そして迫るJLOCランボルギーニGT3にわずか0.735秒差で逃げ切ってゴール。

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エンドレスTAISAN 911は今季初勝利を挙げ、そしてGT300クラスのドライバーズ、チームの両タイトルを掴み取った。 2位はJLOCランボルギーニGT3、3位にはGSR初音ミクBMWを抑えきったマネパ ランボルギーニ GT3が入った。

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横溝はGT300で3勝目(GT500で1勝)、峰尾は初優勝。チームとしては今季初勝利だが、ポルシェ911は今季3勝目で車種としてシーズン最多となった。 峰尾、横溝共にSUPER GTの王座獲得は初。 チーム・タイサンにとっては、2003年以来でGT300では7回目のチーム・タイトル(GT500では1回)となる。

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★レース後に横溝選手から頂いたメッセージです!

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「全日本タイトルがかかった最終戦はとてもプレッシャーのかかる中、最後まで予断を許さないタフなレースとなりましたが、チーム、横浜ゴム、エンドレス、そして皆様の応援のおかげで自身初となる全日本チャンピオンになることができました。皆様のサポートのおかげでチャンピオンになることができ、本当に心から感謝しております。今後も更に皆様に感動して頂けるようなレースを目指します。本当に一年間皆様応援ありがとうございました!残るは11月17日に行われるJAFスプリントカップとなります。今年最後のレースです。引き続き応援よろしくお願いいたします。」


※途中苦しいレースも何戦かありましたが、どんな状況の時でも常に前を向いて優勝を諦めずに戦う姿を私たちに見せてくれ、今回まさに有言実行されました。何事も、あきらめずに努力すれば何らかの形で実るのだということを横溝選手からあらためて学んだ気がします。 スタッフ一同、本当に興奮し、感動し、感激しました! 横溝選手、おめでとうございます!そしてありがとうございました!

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